トム・ハンクスの渋い演技が光るハドソン川の奇跡がおすすめ

トム・ハンクス主演の映画「ハドソン川の奇跡」がおすすめです。バードストライクで両エンジン破損からのハドソン川に着水して乗客全員を救った英雄的な機長が主役です。英雄であるにも関わらず、判断ミスで無駄に乗客を危険にさらしたのではないかと疑いを掛けられるところからスタートし、機長と仲間が証拠を集めて潔白を実証するまでが描かれています。心の中ではベテランパイロットとしてのプライドを傷つけられ苦悩しながら、決して感情的にならずにユーモアすら忘れずに危機を乗り切る機長を演じるトム・ハンクスの渋い演技が光ります。あえて時系列ではなく、事故当時の断片的な記憶と、現在の潔白を主張する場面の感情をリンクさせるカット割りが秀逸です。ノンフィクションなので最後は英雄として名誉を勝ち取る結末はある程度分かったうえで視聴することになる映画なのにグッと引き込まれる場面展開が秀逸です。

 

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