春休み期間中に開催されていた春のセンバツ高校野球でも、
また剛速球を投げる球児が現れましたね。
大会期間中では無い、別の試合に向けての練習中に「時速163km」と
言う速度のボールを投げた選手が居たので、彼はもう将来がある意味決まっただろうと思ったのは言うまでもありません。
普通の、単なる高校野球好きの人の場合だと、是非!夏の甲子園大会にも来てその剛速球を甲子園で見せて欲しい!と思うのかも知れませんが、プロ野球のスカウトマンや更にコアな野球のファンはそんな事を望んでは居ません。
出来れば予選で敗退して、夏は静かに練習だけしていて欲しいと望んでいるのです。
なぜ剛速球投手は夏の大会に出ない方が良いのか?と言うと、夏は結局その剛速球が一番の武器になるのでチームを勝たせるためには彼をたくさん使って剛速球を投げさせるのです。
その投球回数が毎回の試合で蓄積していくと、剛速球を生み出している肩や肘が消耗して、将来プロ野球選手になった頃にはピッチャーとして限界が早く来てしまって引退も早まったり、怪我をして選手生命が断たれたり、または一軍復帰までに時間を要する可能性が高まるのです。
と言う事を心配して、夏の甲子園には出るなと思っているファンは多いので、出来ればその様になってくれると良いと思います。
ただの普通の野球ファンだと言う人は、これからも長くその彼の勇姿を見たいと考えているのなら、こう言う考え方もある事を知っておくと良いでしょう。